はやしクリニックの眼科では、ドライアイや花粉症、
緑内障や白内障などの一般診療、各種検査をはじめ
眼鏡処方、コンタクトレンズ処方を行っています。

眼科

一生、ご自分の目で見ていただくために、はやしクリニックでは眼科の一般診療のほか、内科と連携した診療や、白内障、緑内障、糖尿病網膜症等の定期診療と治療、快適にコンタクトや眼鏡を使っていただくための処方や定期検査を行っています。

診療科目

一般診療

ドライアイ(かすみ目/疲れ目)、花粉症などアレルギー疾患による目のかゆみ、結膜炎、ものもらい、白内障、緑内障、糖尿病網膜症等の定期診療と治療を行っています。

一般診療

各種検査・測定

視力検査

眼科では丁寧に、そして正確に視力を測ることができます。

眼圧検査

眼球の固さ(眼圧)を測ります。硬くてもよくありませんが、柔らかくても問題があります。

細隙灯顕微鏡(スリットランプマイクロスコープ)

帯状の光を目に当てて、細かな傷や濁り、炎症を発見するための機器です。

眼底カメラ

網膜や視神経乳頭といった部分を観察できる機器です。

視野検査

前方を見つめたまま、片方の目で上下左右どのくらいの範囲まで見えているかを測ります。
緑内障のほか、脳血管障害や心因性障害や網膜疾患などの診断、そして病気の進行を確認します。

眼鏡・コンタクトレンズの処方

快適に眼鏡やコンタクトレンズをお使いいただき、生涯、ご自分の目で見ることができるよう、はやしクリニックでは眼科医が丁寧に度数を合わせた処方を行っています。なお、眼科医による処方で眼鏡を作った場合、税金の医療費控除の対象になります。

ドライアイ/かすみ目

ドライアイ/かすみ目

仕事で長時間コンピューターに向かう方が増えていますし、スマートフォンの普及もあって、ドライアイでご来院される方が多くなっています。ドライアイは、涙の分泌量が減った年配の方だけでなく、若い方にも急激に増えていますし、お子さまのドライアイも珍しくありません。

ドライアイは、涙の不足などで目の表面が乾いて傷つきやすくなり、また乾燥を抑えようと瞬きの回数が増えるので、目の周りに疲れがたまりやすくなります。そのため、目がショボショボする、ゴロゴロする、乾くといった症状のほか、物がかすんで見えたり、眼精疲労を感じる場合があります。

治療では目薬をお出ししますが、これは根本的に治すものではなく、乾きからくる症状を抑えてあげるものです。長時間パソコンやスマートフォンに向かう際には、たまに画面から目を外して遠くを見ることを心がけることも有効です。

花粉症/アレルギー

花粉症/アレルギー

花粉症などのアレルギーがある場合、強い目のかゆみを感じる方もいらっしゃいます。こうした強いかゆみを抑えるためには、ステロイドの入った目薬を使うしかありません。この目薬はきちんと眼圧を測ってからでなければ処方できないため、 眼科以外ではなかなか処方してもらえないことも多いようです。もしアレルギーによる目の強いかゆみにお悩みでしたらご相談ください。

はやしクリニックでは、花粉症をはじめとする各種アレルギーの検査も行っています。

コンタクトや眼鏡の処方について

コンタクトや眼鏡の処方について

コンタクトや眼鏡は、作る時に度数を合わせただけで安心してしまいがちですが、定期的に眼科医で検査を受けることで快適さがかなり変わってきます。特にピントを合わせる機能が30代くらいから落ちてきますので、度数が少し強かったり弱かったりすることで疲れや肩こり、頭痛などが出やすくなるケースが多いのです。また、コンタクトレンズの場合、日常的に目の中に異物があることで感覚が鈍くなり、トラブルがあっても症状に気付きにくくなる場合があります。そのため、特に定期健診が重要になってきます。

カラーコンタクトレンズについてのご相談もよくありますが、はやしクリニックでは安心してお使いいただける酸素透過性のカラーコンタクトレンズをご紹介しています。

眼科医による処方で眼鏡を作った場合、税金の医療費控除の対象になります。

生活習慣病は内科と眼科連携の検診と治療を

生活習慣病における眼科診療の重要性について

現在の日本では、高血圧症・動脈硬化・糖尿病といった生活習慣病がとても増えています。40才を過ぎると健康診断(基本健康診査)を保健所や医療機関で受け、多くの方が高血圧や、糖尿病を指摘されて治療を受けています。その場合、内科医から薬を処方され、血圧測定・心電図・血液検査等を行っていると思いますが、目の検査をきちんと受けている方は少ないと思います。ところが、糖尿病をはじめ、高血圧や脂質異常症など多くの生活習慣病が目に多くのトラブルを引き起こします。網膜には、目に酸素を送る細い血管が多数走っていて、高血圧による動脈硬化や糖尿病で血糖値が上がると網膜の血管にも影響を及ぼします。

眼底は人間の体の中で、肉眼で血管を見ることが出来る唯一の場所です。血圧が高い方が内科治療を受けて、血圧が安定してきたので薬の服用も必要がないと言われた時に、眼科検診を受けて眼底出血が認められたり、悪性高血圧症の状態だったりすることがあります。そのため、目のトラブルが深刻になる前に発見し、治療することが重要です。はやしクリニックでは、併設された内科と連携した総合的な治療を行っています。

糖尿病性網膜症について

失明の最大原因は糖尿病!?

実は、成人日本人の失明原因トップは糖尿病です。糖尿病の場合、尿糖・血糖値にはあまり異常がなくても、眼底には失明の最大原因と言われる「糖尿病性網膜症」が認められることも珍しくありません。糖尿病性網膜症は、網膜に穴が開き、やがてその周りがはがれていきますが、そのまま放っておくと最後には網膜が全てはがれ落ちて網膜はく離となり、失明につながります。眼底検査は患者さまにとって気軽に受けていただける内容ですので、糖尿病の方には定期的な検査をおすすめしています。

糖尿病性網膜症とは?

糖尿病性網膜症とは、眼底の血管の病気です。最初はごく小さな血管のコブが出来て、それが徐々に数を増やし、大きくなってきます。ただし、段階では患者さまご自身にはなんの自覚症状もありません。

症状が現れるのは、早くても糖尿病が始まってから5年~20年たった頃です。大きくなった血管のコブが破裂して、眼底出血や眼底のむくみ(浮腫)によって飛蚊症が現れたりしてきます。飛蚊症は健康な目にも表れる症状ですので、糖尿病の方はしっかり検査を受けて確認しましょう。この時点では、眼底にレーザー照射をしたりなどで進行をくいとめることが可能です。

さらにそのまま放置していると、患者さまご自身が視力障害を感じるようになります。

糖尿病による失明は、成人の失明原因の半数を占めています。そのため、眼底検査は最も大切なのです。中年期からの生活習慣病は、早期ですと目になんの自覚症状もありません。そのため、眼科で少なくとも半年に一回、定期的に眼底などの精密検査を受ける事が予防として肝要になってきます。

緑内障について

緑内障とは?

眼圧(眼球の圧力)が上昇することによって、物を見る時に使われる神経である視神経が障害を受け、視野や視力に異常をきたし、最後には見えなくなってしまう病気です。そのため、眼圧のほか、視野や視力検査が重要になってきます。

目の中には房水と呼ばれる液体が流れています。これは血液の代わりとなって栄養などを運ぶもので、毛様体で作られ、シュレム管から排出されます。房水の圧力により目の形状は保たれています。この圧力を感圧と呼び、時間や季節によって眼圧は少し変動しますが、ほぼ一定の値を保っています。

視野障害の進行

実際には両目で見えない部分をカバーしたり、目を動かしたりすることで脳が自動的に見えているイメージを補完するため、初期の段階で視野が欠けていることにご自覚されるケースはほとんどありません。

  • 1初期

    目の中心をやや外れた場所に見えない点ができます。これを暗点と呼びます。自覚症状として異常に気付くことがないため定期的な検査が重要です。

  • 2中期

    初期の暗点が拡大していきます。視野(見える範囲)の欠損が広がりはじめますがこの段階でも良い方の目が補うことで、異常に気付くことは稀です。

  • 3末期

    視野がさらに狭くなり、視力も低下していきます。ここでようやく自覚症状が現れ、日常生活に支障を感じるようになります。ここで放置してしまうと失明につながります。

視野障害の種類・症状

緑内障はいくつかの種類に分類されます。眼圧が高くなる原因によって「原発緑内障」、「先天緑内障」、「続発緑内障」のほか、日本人に最も多いとされる「正常眼圧緑内障」に分けられます。正常眼圧緑内障は、眼圧が正常でも起こるものなので、特に注意が必要です。

緑内障は一般的に自覚症状がほとんどなく、知らないうちに進行してしまうことが多い病気です。視野が少しずつ狭くなっていくため、特別な異常を感じることはありません。こうした自覚症状のない緑内障に対して、最も重要なのは早期発見・早期治療です。一度障害された視神経を戻す方法は残念ながらありません。そこで、病気の進行を食い止めることが課題となります。

白内障について

白内障とは

目の中にある水晶体というピント調節のレンズが、加齢などにより濁ってくるのが白内障です。
一般的に60歳くらいから始まることが多いのですが、糖尿病やアトピー性皮膚炎、また目に大きな怪我を負った場合などでは、若くても白内障になる場合があります。早期発見と治療により進行を止めることも可能ですし、進行してしまった場合も手術で治すことができます。ただし、白内障があると水晶体が濁っているので、網膜症や緑内障の併発に気付きにくいため、定期的な検査がとても重要です。

白内障の症状

目が見えにくい、ぼやけて見える、これまでより光をまぶしく感じるなどの症状があります。日常生活に支障がない場合には、目薬などで進行を遅らせることができますが、定期的な経過観察が必要です。

日常生活に支障がある場合には手術となります。はやしクリニックでは手術を行っておりませんので、眼科医として信頼できるドクターと医療機関にご紹介をしています。